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2014年5月11日日曜日

とても儚い

 本日は日曜日ですが、開店しております。八丁堀はビジネスの街なので、日曜はとても静かです。ぼーっとされたい方はぜひ当店でぼんやりお過ごしください。

 ブログにはページビュー統計という項目があって、どれくらいの人が自分のブログを開いてくれたかを発信者が把握できる仕組みになってますね。折れ線グラフが表示されたり数字が並んだページがあって、私は正直どこをどう見ていいか分かってないのですが、7とか8とかたまに13とかあるので、これがページビューの回数だろうと適当に判断しています。この数字を見て思うのは、へーっ、こんなに多いんだ!ということです。
『Godard et Mieville 2003』パンフレット
アニープラネット発行 企画監修 蓮實重彦
ケース入               
「カラビニエ」はなかったので、こちらをご紹介。
「ヒア&ゼア・こことよそ」「うまくいってる?」
「勝手に逃げろ/人生」「右側に気をつけろ」   
についての解説、対談。         
1,000円
          
  
ごく私的な宣伝媒体のつもりで綴っている駄文がこれだけの人目に触れているというのは、少しばかり心が震えるできごとです。ゴダールの1963年の映画「カラビニエ」は、封切り2週間の観客動員数が18人であったという理由で上映打切りになったそうです。それを聞いたゴダールは、その18人がどんな人かぜひ知りたい、と言ったらしい。たしかに動員1,000万人ではもはや誰が誰だか分かりませんが、18人であれば、ことによると名前や顔など全員分を覚えることが可能です。
 みんなを呼んでティーパーティーを開催することさえできる人数を相手にすること。最大公約数的ななめらかさを拒否して、私的な凸凹した部分を捨てないこと。当店は零細以下の微粒子のような商いですから、そのあたりが楽しく生き残る道かもしれません。図らずもこのブログに来てしまった人を強制的に八丁堀に招集するシステムを構築できたらいいのですが。なにとぞよろしくお願い申し上げます。


 
 

 

 

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