ページ

2014年7月22日火曜日

ブックマウンテン

7/24(木)は仕入のため14時頃の開店予定です。
何卒ご了承くださいませ。

 昨日は大きな段ボールに10箱程の蔵書の持ち込みを承りました。現在当店の机まわりは本に埋まっているので、端からは古本屋のように見えるかもしれません。もちろん実際に古本屋ですので、そう見えていっこうに差し支えないのですが、それらしく見えるというのは、割に気恥ずかしいものでもあります。
 値付けを早く終えて棚に並べたいところですが、硬軟混ざっていながら筋が通っている蔵書の山を見ていると、その方の人となりが浮かび上がってきて、面と向かって話をしている気分になり、手が進みません。もっとクールかつビジネスライクに業務を遂行しなければいけない局面であるのに、「本も人なり」というのか、その人の歴史を言葉なく語る本の山を見ているだけで楽しくなってしまうのです。
 古本屋の親爺さんが、薄暗い店内でいつも本に埋もれてムスッとして見えるのは、実はその喜びを噛み殺した表情なのかもしれません。さもなければ痛風の痛みを必死に我慢しているのでしょう。業界の付き合いで酒席が重なったうえに、不規則な生活が祟ってとつぜん尿酸値が上昇したのです。しかも薬箱にはロキソニンの常備も切れていた・・。気をつけなければいけません。



感傷に浸ってないでさっさと片付けますので、一時の
    散乱はご容赦のほど。いい本が写り込んでいます。  

0 件のコメント:

コメントを投稿