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2014年9月13日土曜日

秋の断想

 11〜13日は開店を遅らせて仕入に東奔西走(というほどではありませんが)しておりました。昨日今日と、とつぜんに空気が爽やかになり、あまりの清々しさに外に出たとたん走り出してしまったのですが、すぐに息が切れてしまいました。考えてみれば、走る理由など特に無かったので、気を取り直してのんびりと仕入にでかけました。 
 3日も仕入に費やせば、さぞかし山のように在庫が増えて滝のように売る準備が整ったのかと思いきや、まったくそうでもないあたりが自分らしいと言わざるを得ません。そんな自分らしさをこれからも大切にしていきたい。とか暢気なことを言ってる場合ではありません。古物業なんて、ある程度の量を捌くことで経験と知識を蓄積させて、ある日忽然とブレイクスルーがあり得る仕事なのに、気に入ったものだけチマチマ集めていて、果たしてどうなることか。とは言え、買った荷物の袋を肩に食い込ませながら店に向う道というのは楽しいものです。電車などで大荷物を抱えて薄笑いを浮かべている人がいたら、8割がた古物業者と見ていいかもしれません。


入荷したものの一部をご紹介
        前:『郷土玩具 ①紙 ②木 ③土』読売新聞社 1969年 SOLDOUT            
その上:英国製のメジャー                       
後ろ右から:ガラスの蓋もの SOLD OUT 中:『葛飾北斎』野口米次郎私家版 1930年 SOLD OUT
 左の本:『色ガラスの街 復刻』尾形亀之助 名著刊行会 1970年 元版1925年惠風館 SOLD OUT
                    その下:土師器高坏残欠 古墳時代 SOLD OUT その左:穴あけパンチ ドイツ製     

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