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2015年8月18日火曜日

褒美

●8月の営業スケジュール
 21日(金) 仕入のため14時から開店
 24日(月)・25日(火)・26日(水) 仕入のため休業
 27日(木) 14時頃開店
 28日(金) 仕入のため14時から開店
 29日(土) イベント開催のため17時に閉店
なにとぞよろしくお願い致します。


 毎月第三日曜日は行商の日。というわけで、おとといは東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店してきました。一時期の恐ろしい暑さは鳴りをひそめ、風の通る日陰はことのほか涼しく、そのまま風に乗って有楽町から東京方面にゴロゴロ転がっていったら、さぞかし気持ちがいいだろうと思いました。
 10日ほど前から、骨董市に向けての商品構成や価格の見直しなどを行い、マーチャンダイジングに余念がなかったのですが、そうして満を持して持ち込んだ品物は売れず、前日に思いつきでカートに放り込んだものがよく動きました。言うなれば古道具屋あるあるですから、今さら驚きはしませんが、どうしてこう人生は皮肉に運ぶのでしょうか。底意地の悪い第三者が、人間たちをどこか見えないところから観察しているのを感じます。しかしそんな意地悪にも負けず、どうにか売上予算をクリア。前回は半ばヤケクソ気味に虎屋でかき氷を食べましたが、今回は自分に褒美をくれてやるつもりで、浅草のフルーツパーラーゴトーにて桃のパフェ(税込1,230円)を食べてきました。志賀高原産の白鳳という桃がふんだんに盛られていますが、あまりに美味いので1つでは物足りません。しかし今日のところは足るを知るということで我慢しておいてやるぜ、と捨て台詞を残しゴトーを後にしました。
 浅草のような濃厚な界隈を歩くときは自ずとその街に合わせたキャラ設定をしてしまうものです。永井荷風であったり、深見千三郎であったり、古今亭志ん朝であったり。この日は武田百合子だったので、猫に遭わなければなにやら今日という日の落とし前がつかない気分になっていました。さて、その気持ちが第三者に通じたのか、隅田川沿いの広場と遊歩道の境の草っ原に、いい顔の猫を発見。顔だけ見ると、確実に触らせてくれない系なのですが、意に反して向こうからのっそりと近づいてきました。右耳に切符のようなカットの跡があるのは、保護団体のマーキングでしょうか。だとしたら、人慣れした猫なのかもしれません。少しばかり相手をしてもらいました。
 遠出の仕入などがあり、8月の後半はイレギュラーの営業が多くなりますが、どうぞよろしくお願い致します。頑張っておもしろいものを買ってきます。


よく熟れてみずみずしい桃。

空が秋めいてきました。スカイツリーも
やけにくっきりとしています。    



すごく近づいてきました。

が、目は合わさず。

最近の買いもの。
後ろ左から曲げわっぱ SOLD OUT、松の根の掛け花入れ SOLD OUT
      捏ね鉢、道具箱 SOLD OUT                            
前左から万年カレンダー付メモ台 SOLD OUT     
江戸期の千体仏 SOLD OUT、弥生小壺 SOLD OUT          
須恵短頸壺 SOLD OUT                        







 




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