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2016年1月13日水曜日

渦渦する渦

15日(金)はイベント『書物と音と旅を page5』開催のため
営業は18時までとなります。

17日(日)は有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。
魅惑的な品物を物色中です。どうなりますでしょうか。


 その日暮らしの古物商たちのための商業施設「八丁堀ヒルズ」建設を夢見て、大手ゼネコンを招集し、ひとつコンペティションでも開催しようかと意気込むも、年明け早々体調を崩し、最近まで寝込んでいました。それでも朽ちかけた自転車で今年もなんとか綱を渡りきってみせると夢の中で誓った次第です。
 さて、来月に当店で開催される伏木庸平(ふせぎようへい)個展『うぶの渦』をご案内いたします。これは決して綱渡り企画などではなく、一年ほど前から綿密というほどではないにしても、幾度かの合議を経て熟成発酵の後いよいよ発表の段となったものです。



 DMの概要をお読みいただくと、なんだかよく分からないということがお分かりになるかと思います。平たく言えば、伏木庸平という名の人物が作った上記写真のような物体を、書肆逆光に並べるという企画です。そしてそれ以上は詳らかにできない、というか何も決まっていないのです。草創期の縄文人が作り出した土の器のような、李参平が初めて窯から取り出した白磁のような、前田光世から教えを受けたばかりのグレイシー柔術のような、発生状態の蠢きを提示したいという欲望だけが、頭に渦巻いています。
 当イベントに先んじて、埼玉県川越市のギャラリーうつわノートでは『衝撃の美〜Alternative Value』が開催されます(1/30〜2/8)。名づけ得ぬものを通じて呼応しあうかのような二つの展示。川越と八丁堀に極彩色の重力の虹が掛かるでしょうか。ぜひお運びくださいませ。








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