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2016年6月15日水曜日

宇宙の民芸

17(金) 仕入のため14時の開店です。

19(日) 有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。

21(火) 会津が生んだ狂乱の貴公子、相田雄壱郎氏による金継ぎ教室開催のため
18時に閉店いたします。世界を本堅地で塗り込めんとする凶暴な意志に貫かれた
氏のブログ『雄壱郎雑記』をご一読のほど。

7/8(金)・9(土)・10(日) 教草〜繕いの古布〜開催 


 お蔭様をもちまして、東京都中央区の辺境に位置する4店舗+5業者による古道具のイベント『点店』の3回目は恙無く終了致しました。こちらの趣旨を汲んで各店を廻ってくださった皆さま、宣伝告知にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
 今回のタッグパートナーとして招聘したのが、教草、じんたの両氏。和物の古布を求道的に極めようとする者、斬新すぎる見立ての荒野を疾走する者、その二人と逆光の品物がどう調和するのか、或いは齟齬をきたすのかを見どころとして提示したつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。
 じんた氏の品物は、大江戸骨董市に足を運んでいる人ならば、好みの如何に関わらず視界に飛び込んでいるはずで、さらに言えば、視床下部における副交感神経の調節機能にも何らかの影響を及ぼしている可能性がありそうです。L字菩薩、いくらスティック、鉱物盛り、木彫のボブ、菩薩パウダーなどと、あたかも古来よりそうした名で呼び慣わされているかのように、当たり前の姿で鎮座しているのを見るたびに、一体どこでこんな物を見つけてくるのかと怖ろしくなってきます。点店の準備中、じんた氏が石のような物体を並べているので、「この石みたいのは何?」と聞くと、「あ、石です」との答え。なんの外連味もなく、あっさりとつげ義春の境地に達している凄さを垣間見ました。
 そこに割って入るでもなく、涙ながらの仕入を思わせるでもなく、淡々と古布を並べてみせるのが教草さんです。自分と業歴が同じぐらいと判明している、今のところ唯一の業者です。立て続けになりますが、来月も当店にて共同展示がありますので、今のうちに心に留めておいていただければ幸いです。繕いのある布というテーマを設けて、蒐めてくるそうです。
 そして日曜日には大江戸骨董市があります。天候与件で、ここ何回かはまともに出店してないので、次こそはと、今から天空に向かって念を送り続けています。果たしてどうなるでしょうか。では、今週もよろしくお願い致します。

伝説の「菩薩パウダー」

「鉱物盛り」と遠くに「いくらスティック」が・・。

キュクラデスの石偶!と思ったら、
歯の模型だそうです。      
将棋の駒のようですが、何かが違います。

外では祭りも行われていました。

祭りのあとの静けさ。



 
 

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