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2016年7月14日木曜日

ゴールデンリペアー

15(金) 仕入のため14時の開店です。

16(土) 会津漆工父子鷹、相田雄壱郎氏による金継ぎ教室開催のため店舗営業は
18時までです。変革の時代を担うブログ『雄壱郎雑記』を空高く掲げてください。

17(日) 東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。

24(日) 乃木神社骨董蚤の市に出店いたします。

8/19(金)〜21(日) nest(ネスト)/noeud(ヌー)/書肆逆光による古物の企画展
『キワッキワのど真ん中』を開催。

インスタグラムも細々とアップしています。こちらから→👃


 3月から当店で行われ、ついに終わりを迎えようとしている、会津の漆芸家相田雄壱郎氏による金継ぎ教室ですが、案内だけはしつこいわりに、未だ何の報告もしておりませんでした。開催しておいて素知らぬ振りでは、実は秘密裡に地下運動を組織化して、世界革命の拠点でも作り上げているのではないかという疑念を抱かれる畏れがあるので、どんなことが行われているかをザッとご紹介いたします。
 まずは受講生の方々に割れた器を持ってきていただきました。高難易度の立体パズルと化した物や、原子レベルにまで分解されて現代科学では再生が不可能と思しき物まで、ホツやニュウだけの直しではつまらないと思ったのか、結構皆さん、激しく破壊されたものを容赦なく持参してきました。手っ取り早くくっつけるなら、エポキシ樹脂が便利ですが、オーガニック接着剤としての漆の素晴らしさを体験することが、この教室の趣旨です。一度では覚えられないにしても、工程をひとまず身体に通してみるというのが大切なのです、きっと。
 漆器製作のなかでは、最も手順の多い本堅地による職人だけあって、相田さんが使わせる道具は市販の金継ぎキットとは一線を画しています。米糊と生漆を練りあわせる篦は自分で削り出す。それを削る刀も自分で研ぐ。その刀もたたら吹きで自分で作る、とそこまではしないにしても、自分の手にそぐう道具を自分の手で養生することを教えてくれます。なかなかそこまで教授する金継ぎ教室もないかもしれません。早くもワークショップ第二期を希望する声が聞こえています。希望者多数であれば、会場を日本武道館とかマジソン・スクエア・ガーデンに設けてもいいかもしれません。
 以上、不得要領ですがご報告でした。詳細は相田さんが雄壱郎雑記であげてくれるはずです。
 


吉野紙で漆を漉して夾雑物を取り除いています。

いい漆は美味しそうに見えます。

金です。末端価格いくらでしょうか。

ぶち割れの皿にひとすじ金を蒔きました。
よく合っています。          

こちらは錫を蒔いています。

出来上がりはケミカル素材では出せない
ふっくらとした味わい。       

室とか風呂と呼ばれる漆の乾燥室です。簡易的に
ダンボールで作りました。          
室が数百年の時を経たような風合いになってます。
大江戸骨董市で売れるでしょうか。       





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