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2016年10月15日土曜日

答えは風に

16(日) 有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店
21(金) 仕入のため14時開店
22(土) 所用のため臨時休業
23(日) 乃木神社骨董蚤の市に出店

11月3(木・祝)〜12(土) 吉田伊豆写真展『風流文字』を開催


 小野寺公夫さんの展示会『漆工礼讃』には、多くの方のお運びをいただきました。また、宣伝告知に関しても様々な業種の方々からのご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。
 質素・堅牢・朴訥でありながら、洗練と上質を備えた小野寺さんの漆器に囲まれた日々が終わり、世に言うところの「公夫ロス」に罹ったようです。治癒させる手立ては、日々小野寺さんの漆器を使うことでしょう。今回自分は朱塗りの大椀を購入しました。いわゆる合鹿椀の形ですが、ケヤキの本堅地仕上げなので、見た目も手取りも頑健そのものです。店内で見るのと家で見るのとでは、空間の違いによる錯覚なのか、大きさの印象が変わります。箱から出したとたんに、デカい!と叫んでしまいました。こんな器でご飯を食べてたら、オバケのQ太郎か日本プロレス時代の豊登ばりの大飯喰らいと思われそうです。せめて無駄飯喰らいと呼ばれないぐらいには、精進してまいる所存です。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
 小野寺さんの質実剛健な漆器は、陶・漆・金工等を問わず、スタイリッシュな器全盛の東京(というか現代日本)の工芸シーンにおいては、異質で新鮮に映るかもしれません。あたかも現役時代の木村政彦が、タイムスリップして講道館に乱取り稽古をつけにやって来たかのようだ、と言えば分かりやすいでしょうか。むしろ分かりにくいですか。とにかく平地人を戦慄せしめるに足る凄い漆器です。どこかで見かけたら、ぜひ手に取って見てください。

小野寺公夫「朝鮮膳」
天板径39.7×高さ26.5×脚部径34.2センチ

材は栗。凄腕の木地屋さんとの連携で出来た作品。

反りや狂いを避けるために、天板は1枚ではなく
3枚を継いでいます。接合部が分からない超絶テク。
間もなく工房に返却いたしますが、お問い合せは
お気軽にどうぞ。              


 11月3日(木・祝)から吉田伊豆(よしだいず)氏の写真展『風流文字』が始まります。伝統工芸の次は現代写真。もはや何屋なのか分かりませんが、今さら言っても始まりません。お運びいただけましたら幸いです。





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