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2017年5月29日月曜日

Textbook、Grass

31(水) 出張業務のため17時開店です。
6/3(土) 日本橋こっとういちに出店します。欲張って店舗も開店します。

6/8(木)〜11(日) 中央区痛快古道具イベント『点店5』開催。

インスタグラムにもお目通しください→👃


 川越のうつわノートさんで27(土)から始まった『教草 古布展』に行ってきました。ふだんは、やきものという堅固な物体を扱うギャラリーで、布みたいに形の定まらないものがどう並ぶのかがまずは見所ですが、ディスプレイ界のカール・ゴッチと称される松本さんの手によって、あたかも創業150年の老舗の布屋のような陳列が実現していました。松本さんの手腕、おそらくは涙ながらに集められた教草さんの古布、そこに花を添えるうまこしさんの古物、これらが三位一体となって、一度踏み込んだら容易には去り難い空間が形成されています。
 教草さんを初めて見かけたのは、3年ほど前、彼女が出店を始めた頃の大江戸骨董市です。一見すると本人と不釣り合いな渋い古裂を前にしている姿をパッと見た時は、お母さんの留守番なのか?と思ったものですが、素人目によく見れば、品物の選択に眼が利いていて、なんだかわけもなく欲しい気にさせられました。どうも二代目どころではなく、大学の研究からの流れで好きが高じて始めたということですから、まさに古布・古裂界のヌーヴェルヴァーグです。シネフィルならぬ布フィルですね。仕覆やら巾着袋やら、創作のための二次的な存在に思われがちな古布を、布そのものの魅力を際立たせて見せているのが斬新に思えました。今回の展示は、その新しい波の結節点ともなる晴れ舞台というわけです。ぜひ足を運んでみてください。6/4(日)18時まで。

自分で六代目になります。と松本さんが言っても、信じて
しまいそうな老舗感。                

初日の光景なので、すでに売約済みももちろん多数あります。




布はよく分からないや、という人も欲しくなる布がきっと
あります。ハギレ1枚でもまず手元に置いてみてください。 
ドカッと腰を下ろすと、すっかり落ち着いてしまう
畳の間。危険です。              





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